よくある質問
FAQ
塗料、塗装に関する用語の説明は
こちらをご覧ください。用語集
塗料について
水性塗料の特徴は何ですか?
水性塗料は原料を水に混ぜています。その為、臭いが少なく、屋内で塗装する場合や屋内で使用する物の塗装に選ばれることが多いです。乾いた後の塗膜は水に溶けることはありません。塗料の希釈や使用した道具の洗浄は水道水を使用します。
溶剤系(油性)塗料の特徴は何ですか?
溶剤系(油性)塗料は原料を石油系溶剤に混ぜています。その為、溶剤臭(例:灯油のような臭い)がします。塗装から乾燥後まで溶剤臭が残るので十分な換気が必要になります。また、火や熱などの点火源によって発火する性質がある為、火の気がない場所で作業を行って下さい。塗料の希釈や使用した道具の洗浄は、各塗料に適したうすめ液(シンナー)を使用します。
うすめ液(シンナー)はどのように選べば良いか?
塗料のラベルや容器、その製品のカタログやホームページなどで案内されている種類のうすめ液を選んで下さい。相性の悪いうすめ液を使うと、塗料が濁ったり、混ざらないなどの不具合が起きる場合があります。
「シンナー」と「うすめ液」の違いは何ですか?
「シンナー(Thinner=うすめる物の意)」と「うすめ液」は同じ物です。
水性塗料と油性塗料ではどちらが長持ち(耐久性)しますか?
どちらも樹脂によってその特徴が異なります。
適正によって用途が決められておりますので、どちらとも言えません。
生木に塗れる塗料はありますか?
切る前の木や切ったばかりの木は水分を多く含んでおり、塗装には適していません。ホームセンターなどで製材された木材を使用して下さい。
木製食器や箸に塗れる塗料はありますか?
食品衛生法規格基準に適合している商品がありますので、そういった商品を選択して下さい。
ビニールクロス、布クロス、紙クロスに塗れる塗料はありますか?
クロス専用の商品があります。クロス用と表記されている商品を選んで下さい。
風呂場の壁や床、天井、浴槽に塗れる塗料はありますか?
2液のウレタン塗料などに耐水性の良い種類がありますので、そういった商品を選択して下さい。但し、浴槽などに塗装する場合は木口や裏面も塗装する必要があります。
洗面所の陶器製の洗面台に塗れる塗料はありますか?
ガラス系塗料などで塗装できる商品もあります。但し、商品の用途を確認して使用して下さい。
竹に塗ることができる塗料はありますか?
竹の皮があるものは密着しません。皮をむいた状態ならばウレタン塗料が塗装できます。
発砲スチロールに塗れるスプレー缶はありますか?
水系、もしくは、弱溶剤系の商品をご使用下さい。ラッカー系は素材を溶かしてしまいます。
自然発火とはどういうものですか?対処方法を教えて下さい。
自然発火とは揚げ物の油かす・油性塗料(アルキド樹脂塗料)・ワックスなどが乾燥時に発熱して出火する現象です。塗装した部分は発火しませんが、これらの材料を廃棄する際に多くみられる現象です。
対処方法…塗料やワックスなどが付着した布やシート、ダンボールなどは必ず水で湿らせてから廃棄して下さい。ビニール袋や容器で密封するなどの熱がこもる状態は避けて下さい。
水性塗料が凍ってしまったのですが、溶かせば使用することが出来ますか?
出来ません。塗料は凍結してしまうと元の性状には戻りません。
水性塗料の透明が白い色をしていますが、透明なのですか?
エマルション樹脂の色(=白色)です。塗装して乾燥すると正しい色(無色)になります。
缶を開けた時、中味が表示の色相と違って見えるのですが、大丈夫でしょうか?
攪拌していない状態では比重の違いで顔料の浮き沈みが起こります。その為、異なった色相に見えてしまいます。必ず棒などを使って缶底から十分に攪拌して下さい。
よく攪拌しましたが、缶底にゲル(プリン)状の物が残っていましたが、何でしょうか?
攪拌でほぐし切れなかった顔料です。顔料が残った状態では正しい色と異なりますので缶底から棒などを使ってかき混ぜて下さい。
塗装について
1回塗りと2回塗りの違いは何ですか?
1回の塗装で仕上げることを「1回塗り」、乾燥後もう1回塗装して仕上げることを「2回塗り」と言います。
うすめ液(シンナー)を加える量の目安はどの位ですか?
各商品によって異なりますので、商品の説明書などで適正な種類、希釈量を確認して下さい。
塗り替えになるのですが、前に塗ってある塗料の種類が分かりません。判断方法はありますか?
判断方法はありません。旧塗膜との相性(塗装時に溶けない、はじかない、剥がれないなど)は事前に目立たない場所で試し塗りして確認して下さい。
壁全体をスプレー缶で塗ることは出来ますか?
ガス圧が下がってムラになったり、周囲に塗料が飛散するので不向きです。広い面積を塗装する場合は、ローラーやハケ塗りを推奨します。
表示の乾燥時間を超えても乾かないのは何故ですか?
乾燥時間は塗る面の状態、塗り方、気象条件などによって異なることがあります。
塗料の種類によって乾燥の仕組みが異なります。
<水性塗料>
・水が蒸発することによって乾燥(硬化)するので温度や湿度の影響を受けます。
・5℃以下の低温時は塗装を避けて風通しを良くして下さい。
・換気の悪い場所を塗る場合は1日乾燥させてから塗装し、塗装当日は使用しないで下さい。
<油性塗料>
・厚く塗ると表面だけ乾いて塗膜内部の乾燥が遅れてしまいます。そのまま塗り重ねるとシワや縮みの原因になります。
・油性塗料には乾燥を早める為に乾燥剤が配合されている商品が多くあります。古い塗料の場合、乾燥剤の効力が弱くなって乾燥が遅れることがあります。(缶の密閉が悪い場合、塗料が固まるか、表面に皮を張る場合があります。)
・アルカリの強い素材に塗装した場合、アルカリと塗料が反応して乾燥しないことがあります。
・ヤニや油分を取らないで塗装した場合も乾燥しないことがあります。
・水性塗料と同様に低温、高湿度の時は乾燥が著しく遅れます。
冬場の塗装は何度以上が目安ですか?
気温5℃以上が目安です。下回ると乾燥が進まなくなります。
夜間は気温は下がり湿度は上がるため、不具合の原因になり易くなる為、特に注意が必要です。
寒い日にスプレー缶で塗装をするとスプレーの勢いが悪くなるのは何故ですか?
冬場は低温の為、噴射ガスの圧力が弱くなっていますので綺麗なミストになりません。数時間屋内に置いて暖めてから塗装して下さい。ぬるま湯で湯煎することも有効です。ただし、ストーブで暖めたり、ファンヒーターの前に置くと破裂する恐れがあり非常に危険なので避けて下さい。
下塗り塗料を塗装したのですが、上塗り塗装まで数日放置しても問題はありませんか?
乾燥の為に2、3日空けることは問題ないですが、期間が長くなると汚れが付着して密着を阻害することになります。
塗装時の研磨は必要ですか?
仕上がりを良くする為には必要です。塗装前の素材への研磨は表面のざらつきや凸凹を整え、汚れなどを取り除くことで塗装面を綺麗に仕上げます。表面が綺麗な状態でも見えない汚れが付着していると不具合が発生する可能性もあるので、少し荒らす程度に研磨して下さい。凸凹が大きい場合は粗目のサンドペーパーを使い、徐々に細目を使って仕上げて下さい。研磨は木目に沿って行うと研磨の跡が目立ちません。(研磨粉は綺麗に拭き取って下さい。)
また、塗り重ね時も研磨することを推奨します。塗りムラによる凸凹やざらつきを無くすことで表面が平滑になり、塗装面を荒らすことによって上に塗る塗料との密着が良くなります。
塗り始めの物が淡い感じの色になってしまった原因は何ですか?
攪拌が不十分な場合、正常な色が出ないことがあります。塗料は比重の異なる顔料が使用されており、比重の重い原料は沈みやすいです。均一に混ざるように容器を振って攪拌することが必要です。
ステイン(着色剤)の塗り替えで現状より薄い色に塗り替えることは出来ますか?
ステインは下地が透ける塗料なので、濃い色に薄い色を重ねても思うようには仕上がりません。
木地が出るまで研磨することが必要です。
ステイン(着色剤)塗装後に上塗り塗料を塗装したらステインの色が滲んだのは何故ですか?
ステインは乾燥後も上塗り塗料に含まれる溶剤に溶かされて色が滲むことがあります。ステイン塗装時は白ラック(セラックニス)などで色抑えをしたり、水性ステインを使用する方法もあります。
艶消し塗料を塗ったのですが、艶が出ているのは何故ですか?
攪拌が不十分な場合、艶消し剤が均一に混じっていないと艶のある仕上がりになってしまいます。また、塗料を厚塗りした場合も艶のある仕上がりとなる可能性があります。
撥水や防汚加工された壁紙に塗装は可能ですか?
特殊な表面処理加工を施した壁紙は塗料をはじいてしまいます。塗れたようでも密着していませんので乾燥後に簡単に剥がれてしまうことがあります。
室内のカビの発生が激しい木部に対し、塗装でカビの発生を抑える方法はありますか?
素地を乾燥させた後、市販のカビ止め剤を用いてカビを除去して下さい。よく乾燥させてから室内用塗料で仕上げて下さい。
また、防カビ剤が含まれた商品もありますが、カビの発生を抑えるもので殺菌効果はない為、塗装前にカビ除去が必要です。
ヤニがにじんでいる部分への塗装は出来ますか?
直接塗るとはじいてしまいますので、ラッカーシンナーでふき取ってから塗装して下さい。ヤニツボは止められませんが、セラックニスを下塗りするとヤニ抑え効果があります。
気温が高い時に塗装すると塗膜に膨れが発生するのは何故ですか?
塗膜表面だけが速く乾燥し、塗膜内部の溶剤分が抜けなくなる為に膨れが発生します。炎天下での塗装は注意が必要です。
日がよく当たる所の塗膜が剥がれて素地が見えていたり、塗膜が膨れたりするのは何故ですか?
紫外線や熱の影響による塗膜の劣化が原因で発生する現象です。
雨の日に換気を良くして塗装しました。後日、塗装面がはがれた原因は何ですか?
結露や湿気の影響が考えられます。 湿度が85%以上の時や降雨時(または、その前後)はできるだけ塗装を避けて下さい。
雨天時に屋内で塗装したのですが、塗膜表面が白くぼやけてしまったのは何故ですか?
湿度が高い時(梅雨時など)に塗装すると発生します。乾燥中の塗膜表面に空気中の水分が結露して白く濁り、艶も消えてしまう為です。透明クリヤーによく見られる現象で、白化やブラッシングと呼ばれています。濁った塗膜は元に戻りにくい為、乾いてから湿度の低い天気が良い日に改めて塗り重ねて下さい。
暗くなるまで外部で塗装したのですが、翌日に塗装面がムラになっているのは何故ですか?
夜露による水分の影響で艶ムラが発生したと考えられます。塗装する時はできるだけ日没2時間前までに塗り終わるようにして下さい。特に秋から冬は午後2時頃までに塗り終わるようにして下さい。
水性塗料は屋外の物に塗っても雨で流れ落ちませんか?
乾燥後は落ちません。乾燥後の塗膜はフィルム状になって水に溶けなくなります。
水性外部用塗料を暗くなるまで塗装した翌日に塗料が流れ落ちていたのは何故ですか?
場所、季節、天候などにもよりますが、夜露によって塗膜が流れてしまうこともあります。塗装する時はできるだけ日没2時間前までに塗り終わるようにして下さい。特に秋から冬は午後2時頃までに塗り終わるようにして下さい。また、塗装直後(塗膜が乾燥する前)に雨に当ると水性塗料は流れてしまうので、夕立や雨が予想される日の塗装は避けて下さい。
2回塗りをした際に蜘蛛の巣状に縮んだり、シワになるのは何故ですか?
塗料は時間を掛けて乾燥(反応)し、塗膜が硬化していくので乾燥途中で2回目の塗料が塗られると未乾燥の塗膜がおかされてシワがよります。2回目を塗る場合、説明書などで乾燥時間を確認してから塗装すると失敗しにくくなります。また、1回目を厚塗りするとシワになりやすくなるので、厚塗りになりがちな水平面や隅になっている部分を塗装する時は注意して下さい。
溶剤系塗料をローラーで塗装したところ、糸を引いてしまったのは何故ですか?
塗料の粘度が上がったことによって、ローラー回転時に塗料が糸を引いたようになります。うすめ液で希釈することで解消されます。 また、水性塗料用ローラーを使用してしまい、溶剤でローラーが溶けてしまったことも考えられます。
施工について
施工(工事)期間は在宅していなくてはならないですか?
期間中、常に在宅して頂く必要はありません。
スタッフの外出時など施錠が必要な場合、ご相談の上、鍵をお預かりすることもあります。
施工当日までに準備しておくことはありますか?
作業場所周辺の片付け、貴重品の自己管理をお願いします。
電気や水道をお借りすることがありますので、ご準備願います。
施工期間はどれくらいの日数が掛かりますか?
施工箇所や内容によって異なりますが、外装ですと1週間~10日程度です。
但し、天候に左右される為、施工できない日があると当初の予定より日数が掛かる可能性もあります。
施工期間中、近隣に迷惑が掛からないか心配ですが大丈夫ですか?
施工前に近隣の方に挨拶をしております。
事前に施工期間やお気づきの点があれば、スタッフへご連絡頂くようご案内します。
また、飛散防止シートを設置するなど近隣の方にご迷惑が掛からないよう作業を行います。
施工費用はどれくらいするのですか?
施工箇所や内容によって異なります。
費用算出は塗装面積や塗料、建材によって変動するので、先ずはお気軽に見積りのご問い合わせ下さい。
契約した見積り価格から追加で請求されることはありますか?
基本的に契約したお見積りから追加で金額請求することはありません。
但し、契約内容に含まれない作業をご要望される場合、別途お見積りを作成してご提案させて頂きます。
イメージと違う仕上がりになってしまったのですが、再度塗り直してもらうことは可能ですか?
イメージと違う仕上がりになったという理由での塗り直し依頼は対応できないことがあります。
事前打ち合わせ時にスタッフと相談して、お客様が納得される内容で決定することをお勧めします。
また、見本板などで確認することをお勧めします。
塗料の臭いはきついですか?
使用する塗料の種類にもよりますが、水性塗料の場合はほとんど臭いは気にならないと思います。
但し、個人差がありますので、気分が悪くなった場合や気になる事がありましたらスタッフにお声掛け下さい。
また、溶剤系の塗料だと臭いがきつく感じることがあるかもしれません。
事前にどのような塗料を使用するか確認することをお勧めします。
塗料の臭いで健康上の問題はありますか?
作業中に窓を開けるなど換気をして室内の空気を入れ替えるよう対応します。
また、使用する塗料はF☆☆☆☆適合品を選定するなど、出来る限りお客様の健康に配慮しています。
(F☆☆☆☆とはホルムアルデヒドの放散等級を表し、使用面積の制限はありません。)